FXでの取引通貨単位を考える


huur41 FXは異なる2つの通貨を一組のペアにし、外国為替市場の為替相場のレート変動を利用して、互いに売買を行いながらその為替差益を求めていく投資取引になります。

通貨の取引を行うために、それぞれ価値の違う通貨に対しての数量の単位の呼称として、「通貨単位」という呼び方をしています。
例えば、アメリカのドルが1万ドルであれば、米ドルが1万通貨単位という形になります。

また、多くのFX取引業者には、投資取引を行得る通貨単位に、最低取引通貨単位という基準を設けており、この設定に基づいた通貨からの取引を可能としています。
例えば、最低取引通貨単位が1万通貨単位だとすると、1ドル100円の為替相場で、ドルを買うところから取り引きを始めるためには、1万ドルを買わなくてはならず、100万円の資金が必要となります。
実際には、取引業者に預けた証拠金を元に投資資金よりも大きな金額を使うことができるレバレッジという仕組みにより、国内では25倍まで増やせることができるため、4万円で済ませることができるのですが、以前はほとんどの業者でこの1万通貨単位が最低取引通貨単位だったため、それなりに大きな資金がかかることがネックとなり、なかなか取り引きが始められない投資家もいました。

こうしたことから、取引業者のなかからこの裁定取引通貨単位を引き下げる動きが出始め、今では1000通貨単位を最低取引通貨単位とするところも多くなり、なかには1通貨単位を設定してくる業者も出てきました。

また、最低取引通貨単位が引き下がったことにより、少ない資金でも取り引きが行えるようになり、より多くの投資家、とくに経験の浅い投資家にとっては投資のチャンスが生まれることになりました。
また、1000通貨単位の取り引きができるようになったことで、それまでよりもより細かな投資が可能になり、それにより様々なメリットが生まれています。

例えば、取引回数は単純計算で10倍に増やすことができるようになり、たくさんの取引きが行えることにより、チャンスをつかむ可能性がより増えることになりました。これにより、投資の経験を積むことができる機会が増え、利益も積み上げやすくなりました。

また、投資資金が実質的に下がったことになり、資産がより多く使えるようになったため、リスク分散のために、たくさんの通貨銘柄に投資を行えるようになりました。
このことにより、例えば保持している通貨が乱高下になって損失を招いたとしても、その他の通貨の利益でリスクマネジメントが行える、という状況を少ない資金で構築することができるようになりました。

大きな単位でしか売買を行えなかった時と比べ、よりきめ細かな投資戦略が立てられるようになったことも大きなメリットと言えるでしょう。
例えば1万通貨単位で保持した通貨に対しても、1000通貨単位で細かく売買をしていけば、とりあえずの利益確保で半分の通貨を決済しておき、残りの通貨を更なる利益を求めるために保持し続ける、という事も可能になりました。

このように、リスクを分散したり、より戦略的な投資が行えたりなどの利点を生んだ通貨単位の引き下げですが、何よりもまず投資初心者にとっては、その門戸が広く開かれた、という事が最大の魅力であり利点だと思います。

少ない通貨でどんどんと取引の経験を積み、慣れてきたら少しずつ投資額を調整して、いずれは大きな資金で投資を行っていけば、リスクを背負う可能性も低くすることが可能になるでしょう。